◆米大リーグ メッツ―ドジャース(24日、米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 ドジャースのロバーツ監督は24日(日本時間25日)、試合前に取材に応じ、25日(同26日)の敵地・メッツ戦前にライブBPを行う予定の大谷翔平投手の投手復帰に向けた今後のポイントを挙げた。

 大谷が、打者に投げるのは、23年9月の右肘手術後初で、同年8月23日の本拠地・レッズ戦以来641日ぶり。

指揮官は「ここから先は球速を上げるという次の段階がある。今は制御された状態での投球しかしていない。スライダーもブルペンでしか投げていないので、それを打者に対して投げることもまだだ。だから、それらは今後の2つのチェック項目だ」と指摘した。

 打席には金慧成(キム・ヘソン)内野手、ラッシング捕手らが立つ予定だという。ロバーツ監督は「私が見たいのはコマンド(制球力)だ。それから健康にそのセッションを投げ終え、次のステップへ進む意思があるかを見たい。彼にとっては、これはまだ非常に初期の段階であり、長いリハビリの中で最初の大きな一歩だ。マウンドに上がり、打者と対戦するというのは明らかにワクワクすることだし、彼自身それを非常に楽しみにしている」と話した。

 大谷は17日(同18日)にはブルペンで右肘手術後最多となる50球の投げ込み。20日(同21日)には2月以降投げていなかったスライダーをキャッチボールで解禁し、翌21日(同22日)にはブルペンでもスライダーを投げ、順調に段階を上げていた。

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