◆JERA セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト(25日・東京ドーム)
巨人の杉内俊哉投手コーチが、先発して6回7安打2失点で今季初勝利を挙げた戸郷翔征投手への思いを語った。
戸郷は開幕投手を務めるも状態が上がらず、今季3度目の登板となった4月11日の広島戦(マツダ)で3回1/3で10安打と打ち込まれ、これまでの6失点を大きく上回る自己ワーストの10失点(自責9)で降板し、2軍調整も経験した。
7度目の先発のマウンドに上がって今季初勝利をつかんだ右腕について、杉内コーチは「いい悪い関係ないです。もう勝てばいいなと思ってました」と振り返り「次はもっと気持ちよく投げてくれるでしょうね」と語った。
1軍再合流後も打ち込まれる場面があり、この日も全てのイニングで走者を背負ったが「なかなか波に乗れずに失点してしまうこともあって。今日もすぐに点を取られてしまったりとか、そういうのはありましたけど、これで流れ変わると思うんで」と杉内コーチ。阿部監督も全体ミーティングで「戸郷に勝ちを」と声をかけていたことを明かし「なんとか戸郷に1勝をつけさせてあげようということで。みんな奮起してくれましたね。今日は」と中継ぎ陣もねぎらった。