◆JERA セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト(25日・東京ドーム)

 増田陸がバットで同学年を援護した。2回、浅野の先制2点打の後の2死二塁。

第1打席で三振を取られたアビラのカーブを拾い左前へ。貴重な1点を追加し「うれしかったですし、何より戸郷に勝ちがついたので本当によかったです」と安堵(あんど)した。

 先発の戸郷とは18年ドラフトの同期で同い年。育成も経験した増田陸は、1年目から1軍で投げていた戸郷をテレビで見ていた時期もあった。「僕には計り知れないぐらいのものを背負っている。ジャイアンツのエースなので、勝ててよかったです」。特別なチームメートの今季1勝目をかみしめた。

 「1番」に抜てきされてからチームも今季最長の5連勝。「しっかり振って、ヒットを打って、塁に出て、チームを(勢いに)乗せていけるように」。熱い男が巨人を引っ張っている。(臼井 恭香)

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