巨人・井上温大投手(24)と山崎伊織投手(26)が26日、27日からの広島2連戦(富山、金沢)でチームを7連勝へ導くことを誓った。中5日で先陣を切る井上は、初の地方登板となった昨年7月3日の前橋(対中日)で8回0封。

「経験があるのはいい自信になる。年に1回しか試合を見られない人たちの、思い出になる試合ができれば」と約束した。

 第2戦の金沢は通算8登板5勝2敗、防御率1・90と地方得意の山崎が先発。能登半島地震、能登半島豪雨の復興支援を込めた開催へ「楽しかったと思ってもらえる一日に」と誓いを立てた。両翼91・5メートルとあり「打球を上げないこと。力で行きたい場面も我慢して、辛抱強く低く投げる。これが鉄則」と言い聞かせた。

 2人はG球場で調整。前カードで赤星、グリフィン、戸郷が好投し、井上は「自分も負けてられないな」と燃える。初戦を行う富山は正力松太郎・初代オーナーの出生地。「巨人軍は常に強くあれ」の遺訓を胸にチームの連勝を伸ばす。(堀内 啓太)

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