オリオールズの菅野智之投手は、27日(日本時間28日)に本拠地でのカージナルス戦に先発し、今季5勝目を目指す。カージナルスの主砲、ノーラン・アレナド内野手は前日のダイヤモンドバックス戦で脇腹を負傷、26日の先発を外れたが、「状態は良くなっている。
前日の試合で三邪飛を追ったアレナドは、フェンスを越えて客席に飛び込み、左脇腹を打撲した。10年連続ゴールドグラブ受賞の名手は、オリオールズとの第1戦の先発を外れたが、試合前に「筋肉が固まってしまい、治療を受けているが、状態は良くなっている。明日にはプレーできると思う」と、第2戦での復帰に楽観的だ。
「スガノ? もちろん覚えているよ。3三振だからね。忘れようがないよ」
記憶は2017年のWBC決勝戦に遡る。6回3安打1失点(自責点0)の好投で、その名を世界に知らしめたのが、侍ジャパンの先発・菅野。
米国の4番アレナドは、菅野と3打席対戦して3三振。第1打席はスライダーにチェックスイングを取られ、第2打席は直球で空振り三振、第3打席は直球で見逃し三振。同一投手に3打席連続で三振を食らったのは、シルバースラッガー賞5度を誇る強打者にとって初の屈辱だった。
「彼は完成度が高い投手。ここまでメジャーで成功を収めていることに、驚きはない。なんとか、リベンジしたい」と、メジャー346発男が、侍ルーキーに雪辱を期した。