左太もも裏の肉離れで負傷者リスト(IL)入りしているカブス・今永昇太投手(31)が28日(日本時間29日)にブルペン投球を再開すると26日(同27日)、専属放送局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」が伝えた。カウンセル監督が明かしたという。
今永は4日(同5日)の敵地・ブルワーズ戦で6回に緊急降板。1死一、二塁から「3―6―1」の併殺を狙って、一塁へベースカバーに向かった際に左手で左太もも裏を押さえながら顔をゆがめると、ベンチからトレーナーらが飛び出して降板した。今永は同箇所の負傷は初めてとし「どこで何を注意すべきだったのか、あまりピンとくるところがない。これがどれだけひどい状態なのか、軽いのか、ちょっと分からない」と説明。その前の4月29日(同30日)の同・パイレーツ戦では、両太もも前部のけいれんで緊急降板しており、2試合続けて不本意な形でマウンドを降りた。
それでも、MRI(磁気共鳴画像)検査の結果は軽度の肉離れ。今月20日(同21日)には、マウンドに見立てた傾斜板からキャッチボールを行い「けっこういい感覚と強度で投げられたので、すごくいい感じ」と話していた。15勝を挙げた昨季からローテを守り、今季は開幕投手を務め、ここまで8試合で3勝2敗、防御率2・82とエースの働きを見せていた左腕は、6月中の復帰を目指すことになりそうだ。