◆米大リーグ　ガーディアンズ―ドジャース（２６日、米オハイオ州クリーブランド＝プログレッシブフィールド）

　ドジャース・山本由伸投手（２６）が２６日（日本時間２７日）、敵地・ガーディアンズ戦に先発し、３回に失点を喫した。

　ガ軍戦は２年目で初登板となった。

大谷翔平投手（３０）の１９号先頭打者本塁打で先制した直後の初回は２奪三振で３者凡退と完璧な立ち上がり。２回も２三振を奪ってパーフェクトに抑えたが、２点リードの３回。先頭打者にストレートの四球を与えると、８番・マルティネスには右翼ポール際に特大のファウルを浴び、打ち直しで初安打となる右前打を打たれた。無死一、二塁から９番・ウィルソンの一塁側へのプッシュバントは自ら処理し、打者走者をタッチアウトにする好フィールディング。１番・クワンの遊ゴロの間に１点を失ったが、同点は許さなかった。

　この日のプログレッシブフィールドには「Ｍｉｄｇｅ」（小虫）と呼ばれる体長１センチほどの虫が球場内外で大量発生。試合前にはド軍の三塁ベンチ内にも飛び交っており、難しい条件になっている。

　前回２０日（同２１日）の本拠地・Ｄバックス戦では、チームが４連敗中だった中で、６回まで強力打線を無安打に封じるなど７回１安打無失点と快投。その後ド軍が追いつかれたため白星こそ逃したが、ロバーツ監督が「エース」と称賛する圧巻の投球だった。

　この試合が今季１１試合目の登板。メジャー移籍後最多の１１０球を投げた前回から中５日でマウンドに上がった。試合前の時点で５勝３敗、防御率１・８６は千賀滉大（メッツ）の１・４６に次いでリーグ２位の好成績となっている。

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