◆米大リーグ ガーディアンズ―ドジャース(26日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、敵地・ガーディアンズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、2戦連続となる19号先頭弾を放ち、2回2死一、三塁の2打席目は空振り三振に倒れ、1点をリードした5回先頭の3打席目は四球を選んで出塁して打率は2割9分7厘となった。

 ガーディアンズの先発は、ギャビン・ウィリアムズ投手(25)。

23年にメジャーデビューして2年連続3勝に終わっていた右腕だが、今季は試合前の時点で10登板で4勝2敗、防御率3・94と進化を見せている。大谷は昨年9月7日に対戦し、右翼ポール際へ特大ファウルを放ったが、遊ゴロに倒れたのが唯一の対戦。21年のドラフト1巡目(全体23位)で指名された有望株で、直球の平均が96・9マイル(約155・9キロ)という剛腕だ。

 1打席目から圧巻だった。初球。ウィリアムズの内角96・5マイル(約155・9キロ)直球を捉えると、打球は右翼席に吸い込まれるように消えていった。打球速度115マイル(約185キロ)、378フィート(約115メートル)、打球角度28度の一発。プレーボールがかかって初球を捉えるプレーボール弾はメジャー2発目だ。前日25日(同26日)の敵地・メッツ戦では、千賀から18号先頭弾を放っており、2試合連続の先頭打者本塁打は昨年6月25、26日(同26、27日)のともに敵地・ホワイトソックス戦以来自身2度目。今季5発目、通算17発目の先頭打者本塁打で、メジャー通算600打点の節目も迎えた。2点をリードした2回2死一、三塁のチャンスで迎えた2打席目は低めのスイーパーに手が出て空振り三振を喫した。

 前日25日(同26日)の敵地・メッツ戦前には、ライブBP(実戦形式の打撃練習)で登板。

23年9月の右肘手術後初めてで約1年9か月ぶりに打者相手に22球を投げ、最速97マイル(約156キロ)もマークした。その後打者として試合に出場すると、先発・千賀から直球を右翼席に運んで18号先頭打者本塁打。本塁打ランキングトップに並び「甘い球をしっかり打てたので、そこはよかったかなと思う」とうなずいていた。

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