◆パ・リーグ ロッテ―オリックス(27日・ZOZO)
ロッテの高部瑛斗外野手が、2回に先制の右越え適時二塁打を放った。0―0の2回1死一、二塁でフルカウントから先発・九里亜蓮投手の132キロシンカーを振り抜くと、右翼・杉本の頭上を越えた。
先発は20歳右腕の田中晴也投手。初回は先頭・広岡をカウント2―1から150キロ直球で空振り三振、続く西川もフォークで空振り三振を奪った。3番・紅林は初球を右飛に打ち取って、3者凡退スタートを切っていた。
打線は初回は先頭・藤原が右中間への二塁打で出塁。絶好のチャンスとなったが、2番・藤原の遊ゴロに二走・藤原が飛び出しタッチアウトで1死一塁に。後続が倒れて、無得点に終わり、嫌な雰囲気が漂っていた。
借金11のチームはパ・リーグ首位の日本ハムから8・5差で最下位。5月は5勝14敗で、25日の西武戦(ZOZO)で零敗を喫した後、吉井監督はロッカールームに選手を集めて「攻める気持ちを忘れないでほしい」と呼びかけていた。