◆米大リーグ ガーディアンズ―ドジャース(27日、米オハイオ州クリーブランド=プログレッシブフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日午前7時10分開始予定)、敵地・ガーディアンズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。メジャー史上4人目となる3試合連続先頭打者本塁打で、20号両リーグ一番乗りを狙う。

 大谷は25日(同26日)の敵地・メッツ戦で、ライブBPに登板した直後に千賀から右翼へ18号先頭弾。「甘い球をしっかり打てたので、そこはよかったかなとは思う」とうなずいていた。ニューヨークからクリーブランドに移動した26日(同27日)の敵地・ガーディアンズ戦では先発右腕・ウィリアムズの初球を捉えて自身メジャー2発目となるプレーボール弾。昨年6月25、26日(同26、27日)のともに敵地・ホワイトソックス戦以来自身2度目の2試合連続先頭打者本塁打を放った。

 3試合連続の先頭打者本塁打となれば、ただ1人4戦連発の記録を持つ1996年アンダーソン(オリオールズ)、2018年アクーニャ(オリオールズ)、23年バードゥーゴ(レッドソックス)に次ぎ4人目。すべて敵地で3戦連続先頭弾はアンダーソンに次ぎ2人目の快挙だ。試合が定刻通りに始まって先頭弾を放てば、MLB全体で20号1番乗りにもなる。

 偉業をかけて対戦するガーディアンズの先発はタナー・バイビー投手(26)。23年にメジャーデビューして2年連続2ケタ勝利を挙げているチームのエース格の右腕だ。大谷は過去6打数2安打の打率3割3分3厘で、昨年9月8日には46号本塁打。前回登板の22日(同23日)の敵地・タイガース戦では7回3安打無失点の快投を見せて勢いに乗っている。

 前日終了時点で真美子夫人の長女出産に伴う「父親リスト」に入って欠場した2試合を除く52試合に出場。

19本塁打(リーグ1位)、33打点(同15位タイ)、62安打(同3位)、打率2割9分5厘(同8位)、OPS1・040(同2位)をマークしている。5月はすでに月間12本塁打。チームは33勝21敗で、地区2位のパドレスに2・0ゲーム差で首位を走っている。

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