◆米大リーグ オリオールズ―カージナルス(27日・米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)
オリオールズの菅野智之投手は、27日(日本時間28日)、本拠地でのカージナルス戦に先発し、今季5勝目を狙う。カージナルスのオーダーは、「1番・左翼」に、2023年WBC日本代表のラース・ヌートバー外野手が入った。
チーム最多7本塁打のヌートバーは、リーグ10位タイの32四球を選んでいる。1番打者としては26日時点でドジャース・大谷の34四球に次ぐ数字だ。相手投手に投げさせた球数608は、リーグ4位。持ち前の選球眼に更に磨きがかかっている。「打席で辛抱強くあることは常に心掛けている。(菅野の)ビデオは沢山みた。(彼は)今年はとってもいいシーズンを送っている。それは、僕にとっても嬉しいこと」と、試合前のヌートバーは菅野との初対戦に意欲満々だ。
前日の第1戦は4打数無安打3三振。
前日は、菅野に挨拶する機会がなかった。「(登板日でない)明日は、是非、彼に挨拶に行きたい。(WBCの)チームメートであれ、そうでなくても、日本人選手が相手チームにいるときは、いつも、自己紹介に行くことを心がけている。なぜなら、そうやってリスペクトを示し、関係性を築いていくことは、とても、クールなことだと思うから」
25日のダイヤモンドバックス戦で、客席に飛び込んで三邪飛を捕球した際に左脇腹を痛めて前日第1戦を欠場したノーラン・アレナド内野手は、「6番・三塁」でスタメン入り。2017年WBCの米国VS日本戦で、菅野に3打席3三振を喫して以来、8年ぶりのリベンジを目指している。
オリオールズは、25日のレッドソックス戦でファウルチップをマスクに受けたラッチマンが、2試合連続で先発を外れた。代わって、先発のマスクを被るのは、4月6日にブレーブスを戦力外となった後、FAとなり、オ軍とマイナー契約を結び、前日、メジャーに昇格したトロンプ。