◆米大リーグ ブルワーズ5×―1レッドソックス=延長10回=(27日・米ウィスコンシン州ミルウォーキー=アメリカンファミリーフィールド)
ブルワーズのクリスチャン・イエリチ外野手が27日(日本時間28日)、本拠のレッドソックス戦の延長10回に、サヨナラ満塁10号アーチを放った。同選手にとって通算214本目の本塁打だったが、サヨナラ弾は自身初めてだった。
9回の同点劇もイエリチの二塁打からだった。フリリックの適時打で追いついた。そして迎えた10回1死満塁、カウント1―1からの右腕ヘンドリックスの甘いスライダーを仕留めた打球は、打った瞬間グランドスラムとわかる弾道で右中間2階席に飛び込む飛距離123メートルの完璧アーチ。
打った後もバットを握ったまま歩き出したイエリチは一塁手前でバットをグラウンドに投げつけて喜びを表現した。
2018年のMVPとなったイエリチだったが、その後は故障と打撃低迷でいつもの輝きが無くなったと言われていた。今季も今月21日まで打率打率1割8分4厘。しかし、22日のパイレーツ戦で2本塁打したのをきっかけに3本塁打含む21打数9安打8打点とやっと上り調子になってきた。