◆日本生命セ・パ交流戦 2025 阪神8―1ロッテ(18日・甲子園)
確かな手応えを感じながらも、阪神・佐藤輝明内野手(26)は真っすぐに走り出した。6―1の8回2死二塁。
もやもやしていた。15日の楽天戦(楽天モバイル)。同点の延長11回に右中間に大飛球を放って思わず“確信歩き”したが、まさかのフェンス直撃の単打となり、一塁上で悔しさをあらわにした。この日はスタンドインを確認するまで、しっかりと走り切った主砲。チームも7連敗中に1試合平均2得点と苦しんでいた中、幾多のうっぷんを晴らすような快音を響かせた。
森下、大山にも適時打が生まれ、クリーンアップ3人が打点を挙げれば引き分けを挟んで19連勝だ。試合前時点で水曜日は曜日別勝率ワースト(2勝6敗)だったが、“鬼門”も突破した。