◆米大リーグ ドジャース3―5パドレス(19日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 9回の乱闘の引き金となる死球を右肘付近に受けたパドレス・タティス外野手が19日(日本時間20日)、敵地ドジャース戦後に取材に応じ、「今夜レントゲンを受けた。炎症が見られる。

骨に直撃している。俺はファイター(けんかを売るタイプ)ではない。自分をどうコントロールするか分かっている」と冷静に話した。

 5―0の9回1死、リトルから右肘付近に死球を受けた。これにはパドレスのシルト監督、ドジャースのロバーツ監督が怒りを爆発させ、ベンチを飛び出し、両軍ナインもベンチを出て、大谷らも輪に加わった。約7分間ほど試合が中断し、両軍監督は退場処分&警告試合になった。

 タティスは10日(同11日)の本拠地ドジャース戦2戦目にも初回先頭で右腕・トリビノから左腰付近に死球を食らい、17日(同18日)にも3回無死二塁の場面で同じくトリビノから背中に死球を食らっていた。先週から合わせて計3死球。

 この日、タティスは「ここに来て野球をプレーすることが俺のフィールド上での唯一の目的だ。周囲の雑音やくだらないことのすべてについては制御できるものではない。自分がもっと良い打撃アプローチをすることだけだ。俺はすでに何度もぶつけられている。

彼らの意図は『野球をプレーする』ことではない。もう十分と言う段階に来ている」とあきれ気味だった。

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