菅野智之、ヤンキースタジアム初登板で初回に２失点　ジャッジと２度目の対戦で中前打許す　今季５勝目なるか
菅野智之（ロイター） 画像（1枚）

◆米大リーグ　ヤンキース―オリオールズ（２０日、米ニューヨーク州ニューヨーク＝ヤンキースタジアム）

　オリオールズ・菅野智之投手（３５）が２０日（日本時間２１日）、敵地・ヤンキース戦に先発。松井秀喜、田中将大ら多くの日本人選手が躍動してきたヤンキースタジアムでの初登板で、初回に２点を失った。

　２点の援護を受けてマウンドに上がったが、先頭から連続四球と制球が定まらず、３番・ジャッジには中前打を打たれた。無死満塁から４番・チザムに左前適時打を浴びると、５番・スタントンは高めのスイーパーで空振り三振に斬ったが、続くドミンゲスの中犠飛で同点とされた。２死一、二塁からボルピは中飛に仕留めて勝ち越しは許さなかった。

　直近２試合で５回を投げ切れていない菅野は中５日での登板。マンソリーニ暫定監督は「彼をフレッシュでヘルシーな状態に保つことを重要視した。彼はすでに今季４度も中４日で投げているので、慎重になるべき」と送り出した。メジャー最多タイの９勝をマークしている左腕・フリードとの投げ合いだ。

　菅野はヤンキースとは４月２８日（同２９日）に本拠地で初対戦し、５回５安打無失点で白星を挙げた。ジャッジ相手には２打席連続で安打を許しながら、３度目の対戦で空振り三振を奪い、現地実況が日本語で「サンシーン！」と絶叫するほどの盛り上がりを見せた。

　この日は正捕手のラッチマンではなく、元ヤンキースのサンチェスとのバッテリー。メジャー初勝利を挙げた４月５日（同６日）の敵地・ロイヤルズ戦以来、２度目のコンビで５勝目を狙う。ヤ軍は１６日（同１７日）に右肘痛から戦列復帰したスタントンが「５番・ＤＨ」で先発出場。

ジャッジ、チザムとの強力クリーンアップで菅野を攻略できるか。

編集部おすすめ