◆米大リーグ ヤンキース―オリオールズ(20日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
ヤンキースのA・ジャッジ外野手(33)が20日(日本時間21日)、本拠地・オリオールズ戦に「3番・右翼」で先発出場。3回に菅野智之投手(35)から7試合ぶりとなる27号勝ち越しソロを放った。
2―2の3回先頭。2ボール2ストライクからの6球目、93・5マイル(約150・5キロ)直球を捉え、打球速度104・2マイル(約167・7キロ)、角度34度、飛距離368フィート(約112・2メートル)で右中間席へ運んだ。対菅野は通算5打席目で初ホームランとなった。
この日まで直近6試合でノーアーチ、22打数1安打の打率4分5厘、0打点と絶不調だった主砲が、スーパーマンとコラボした自身のボブルヘッドデーに目覚めた。初回に2試合連続安打となる中前打を放っており、10試合ぶりのマルチ安打。ア・リーグ本塁打王争いではこの日2発で29本塁打としていたローリー(マリナーズ)に再び2本差とした。
「ボブルヘッドデー」といえば、ドジャース・大谷翔平投手(30)も大暴れしている。愛犬・デコピンとのコラボボブルヘッドが配布された昨年8月28日(同29日)のオリオールズ戦では、先頭打者本塁打。今年も4月2日(同3日)のブレーブス戦でサヨナラ本塁打を放ち、5月15日(同16日)のアスレチックス戦では14、15号と2打席連発で6打点を挙げた。ロバーツ監督は「年間に4、5個では足りないよ。彼はボブルヘッドの日に本当に活躍するからね」と話していた。昨季の両リーグMVPで、メジャーの2大看板選手の両者は“主役の日”に期待に応えることができる。