◆米大リーグ フィリーズ―メッツ(21日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 ア・リーグ東地区で2位のメッツが首位のフィリーズとの直接対決で3者連続アーチをマークした。

 初回に2番・ニモの14号ソロで先制。

その後逆転を許したが、2点を追う3回だった。1番・リンドアが15号ソロ、ニモが2打席連発の15号同点ソロで続き、3番・ソトが15号勝ち越しソロ。1~3番がそろって「15号ソロ」を放ち、一気に再逆転した。騒然とする敵地では、少数ながら力強い「レッツゴー・メッツ」の声が響いた。

 5回にはソトが2打席連発の16号ソロ。ロスの84・5マイル(約136キロ)カーブを振り抜き、飛距離437フィート(約133・2メートル)の特大弾を右中間2階席にたたき込んだ。1~3番だけで5本のソロが飛び出し、前日の大敗ムードを吹き飛ばしつつある。

 ソトは昨オフ、15年総額7億6500万ドル(約1170億円=契約当時のレート)というプロスポーツ史上最高の大型契約でメッツに加入。23年オフに10年総額7億ドル(約1022億円=同)でドジャースに移籍した大谷翔平投手(30)を上回った。今季は序盤から調子が上がらなかったが、今月7本目の一発と本領を発揮してきた。26歳のソトはこの日で通算26度目のマルチ本塁打。MLB公式サイトのS・ラングス記者によると、27歳になる前の記録としてはJ・フォックス(アスレチックスなど)に並んだ。

編集部おすすめ