◆米大リーグ ドジャース―ナショナルズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日午前11時10分開始予定)、本拠地・ナショナルズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。あす22日(同23日午前5時10分開始予定)の本拠地・ナショナルズ戦では今季2度目の先発登板が予定されているが、スタメン入りした。
17日(同18日)に右太もも、19日(同20日)に右脇腹に死球を受けて満身創痍(そうい)だったが、前日20日(同21日)の本拠地・ナショナルズ戦は試合前にブルペンで20球を投げ、試合もフル出場。2四球を選んで4試合ぶりの打点をマークするなど3打数1安打1打点でチームの逆転勝ちに貢献した。
試合前にはキャッチボールで調整。直球を中心に力強いボールを投げ込んだ。練習を終えるとトレーナーらとじっくり話し込むシーンもあった。16日(同17日)の本拠地・パドレス戦では、エンゼルス時代の23年8月以来663日ぶりに投手復帰。1イニングを投げ、2安打1失点ながら最速100・2マイル(約161・3キロ)をマークした。あすは中5日で迎える復帰後2度目のマウンドとなる。
ロバーツ監督は大谷が先発予定のあす22日(同23日)の本拠地・ナショナルズ戦では正捕手のスミスではなく、24歳有望株のラッシングが先発マスクをかぶることを明言。「今は彼にとって学びのプロセスだ。彼は、投手との関係を築き、捕球やリードも素晴らしい。毎日出場しないことへ順応する過程は続いているが、打席での内容はよくなってきている」と期待を込めた。
大谷とラッシングは、大谷が右肘手術後初めてライブBPで登板した5月25日に投手と打者で対戦し、同31日には投手と捕手としてバッテリーを組んだ。ラッシングは強肩強打の捕手として将来が期待され、今季開幕後にメジャー昇格。ここまで15試合に出場して43打数9安打の打率2割9厘、1本塁打、9打点をマークしている。