◆米大リーグ ドジャース3―7ナショナルズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、本拠地・ナショナルズ戦で今季2度目の先発登板。対戦するナ軍は21日(同22日)、ド軍投手陣を相手に1~4番の左打者4人で5本塁打。

大谷にとって手ごわい存在となる。この日は「1番・DH」でフル出場したが4打数無安打。登板間の5試合は19打数2安打の打率1割5厘と当たりが止まり、2死球を受けて満身創痍(そうい)だが、2度目のマウンドに挑む。

 先発し短いイニングの登板が見込まれる大谷。ただ、対戦することが確実な1~4番が好調。7回に11号を放った1番のエイブラムズは「対戦できることに興奮している。俺たちに何ができるか見てみようじゃないか」と不敵な笑みを見せた。

 4番ローは21、22年に2本塁打など19打数8安打で打率4割2分1厘という大谷キラー。中5日で迎える復帰後2度目の登板も、1番から勢いのある怖い打者が並ぶ。17日に右太もも、19日に右脇腹に死球を受けて試合後も湿布を貼るなど痛々しいが、試合前にはキャッチボールをして最終調整も行った。

 日米通算300号にもあと2本と迫っている大谷。二刀流復帰で体力面の負担が増していることは間違いないが、初登板後には「前進できる材料はいっぱいあった」と手応えも口にしていた。

強打者との真っ向勝負に挑む。(安藤 宏太)

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