◆報知新聞社後援 大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦最終日 ▽決勝 京滋大学3―0近畿学生(22日・わかさスタジアム京都)
京滋大学が3―0で完封勝ちし、1998年以来、27年ぶり2度目の優勝を飾った。破れた近畿学生は2016年以来、9年ぶり4度目となる優勝を逃した。
打線は0-0の3回1死二塁、主将の京都先端科学大・岸本拓也(4年)=鳴門=が「先に先制点を取れば自分たちのペース。とにかく先制点」と中前適時打を放った。
高校1年の夏に聖地・甲子園でのプレー経験がある岸本。2回戦の仙台育英戦では代打で出場し、「基本となるセンター返しで投手の足元を狙う」と、この日と同じ中前打を放っていた。
決勝点をたたき出し、最優秀選手にも選ばれた。「まさか優勝できるとは」と喜びをかみしめた。
投げては花園大・藤原聡大投手(4年)=水口=が自己最速タイとなる155キロを計測し、球場を沸かせた。京滋大学野球連盟・秋リーグ戦の優勝校は関西地区大学選手権で1勝すれば明治神宮大会(11月14~19日)出場が決まるスーパーシードが与えられる。