◆米大リーグ ドジャース―ナショナルズ(22日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日午前5時10分開始予定)、本拠地・ナショナルズ戦のスタメンに「1番・投手、指名打者」で名を連ねた。16日(同17日)の本拠地・パドレス戦から中5日で復帰後2度目の登板。

7試合、33打席本塁打は出ていないが、669日ぶりとなる登板日の本塁打“二刀流弾”での26号に期待だ。

 大谷は今季、スタメン出場した全試合「1番」での出場。投手で登板する試合もここまで2試合はいずれも1番に入った。ここまでの2試合はともにホーム。1回表で投げてから、1回裏先頭で打席に入る流れになる。

 ロバーツ監督は登板時も変わらず1番で起用することについて「前回の登板の際に彼に尋ねたところ、1番打者として打席に立つことは全く問題ないと答えていた。彼は変更をしたがらなかったので、現時点では現状維持でいく」と説明。前例のない挑戦のため、大谷の意見を尊重していくようで「ただし今回の登板を終えて、もしかしたら彼が2、3、4番の方が理にかなうかもしれないと言う可能性もある」と続けた。

 さらに今後はビジターでの登板も予定され、その場合は打席に立ってからマウンドに上がることになる。ホーム、ビジターで登板時は打順を使い分けることも検討しているといい「彼自身は今はそれ(1番)で問題ないと考えているが、将来的に最初の打席には(大谷以外の)1番から3番の打者を並べて、その間に彼に準備させる方がいいというシナリオがあり得るかと問われれば、それはもちろんある」と明かした。

 出場する9人の打者の中で最も多く打席の回る1番で、先発投手も務めることは負担の大きさも心配される。百戦錬磨のロバーツ監督とあっても、二刀流選手のマネジメントは未経験とあって、色々と頭を悩ませているようだ。

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