埼玉・東松山市は24日までに、市内の箭弓(やきゅう)稲荷神社に米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手がデザインされたマンホールカバーが設置されたことを発表した。

 MLBはこのほど、日本全国に12のカスタムマンホールカバーを設置し、日本人メジャーを称える取り組みを行っており、各デザインに1人の選手をフィーチャーしたカスタムマンホールを作成。

16日から順次、その選手の野球のルーツに関連する場所に設置している。ヌートバーは米カリフォルニア州出身だが、母・久美子さんが東松山市の出身であり、祖父母も現在東松山市に在住していることからこの地が“第二の故郷”。その中で箭弓稲荷神社が設置場所に選ばれた。マンホール設置場所ではマンホールにスマホをかざすことで、ARムービーコンテンツの視聴が可能となっており、選手ゆかりの地で各選手がこれまで歩んできた「物語」を、臨場感あふれる各マンホールデザインのアニメーションと合わせて楽しむことが可能。MLBインスタグラムにも画像が投稿された。

 東松山市は「国指定の重要文化財に指定された箭弓稲荷神社とあわせて、ぜひ、お楽しみください!」とコメントしている。同市のHPによると同神社は奈良時代の創建で五穀豊穣、商売繁盛、芸道向上の神様。また、勝負の神様としても知られ、”やきゅう”の読み方から野球関係者が多く祈願に訪れており、バットやベース型の絵馬やボールのおみくじも人気という。

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