第107回全国高等学校野球選手権滋賀大会の組み合わせ抽選会が24日、栗東市内で行われた。選手宣誓は、希望した33校の主将がくじを引いて決定。
今春のセンバツでは、春夏通して初出場の浦和実に0―3で敗れた。「センバツで負けて本当に悔しい思いをした。必ず甲子園に戻って、忘れ物を取り返せるように」とリベンジに燃えている。
しかし、練習試合の結果は芳しくない。21日は滝川二(兵庫)と、22日は関大北陽(大阪)と対戦したが、両試合とも黒星。「6月に入ってからほとんど勝てていない」というが、弱みは明確になっている。「守備の面で崩れてしまうと勝てない。練習試合はとにかく窮屈に、公式戦で困らないようにしています」。12日にHPLベースボールパークで行われる、初戦の高島戦に照準を合わせていく。
藤本は「確実に去年よりも力は足りていない」と冷静に現状を受け止めた。旋風を巻き起こした昨夏から、県内では追われる立場に変わったが、「負けられない中でどれだけできるか。自分たちのやるべき野球をしっかりやっていきたい」と頼もしい。2年連続3回目の甲子園出場へ、滋賀学園が今年も新しい風を吹かす。