オリックス・岸田護監督が24日、本拠地・京セラDでの1軍全体練習で、ファーム調整中の山崎颯一郎投手と緊急面談した。5月23日に今季2度目の出場選手登録抹消となったリリーフ右腕。

その後はウエスタン・リーグで8試合に登板し、直近7戦は無失点と結果を残していた。それでも、映像を見た指揮官は「結果じゃないです。メカニック的に、颯一郎の場合は大きくズレているところとかもある。技術、フォームの確認を」と言及し、自ら動いた。

 「手足が長くて(体のサイズが)人よりも大きいので、(一度)ズレると大きくズレる」。身長190センチの剛腕に対し、立ち投げ中に直接指導を行い、その後は本人と話し込んだ。「2軍でもしっかり取り組んでくれていて、2軍の投手コーチやアナリストさんもやってくれている。その取り組みを理解できているのか、継続できているか(のチェック)が面談の理由」。山崎自身の考えにも耳を傾け、進めべき方向性を確認したという。

 25日からは再びファームで調整する予定。山崎は「あすから舞洲(大阪市内の球団施設)で頑張ります」と前を向いた。今後の1軍合流のタイミングについて、指揮官は「それは分からないです。

(調整)でき次第でもあるし、下からの推薦もある」と説明。そのうえで「間違いなく(戦力)」と、23年は53試合に登板した160キロ右腕の復活を願った。

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