1970年ア・リーグの防御率1位になった右腕ディエゴ・セギー氏が死去した、とマリナーズの公式サイトが25日(日本時間26日)に、伝えた。87歳だった。

 1937年キューバ生まれのセギー氏は1962年当時カンザスシティーに本拠を置いていたアスレチックスでメジャーデビュー。当初は先発だったが、先発とリリーフを掛け持ちした1970年には規定投球回ジャストの162回を投げ防御率2・56で唯一のタイトルを獲得した。

 1969年には新球団シアトル・パイロッツ(現ブルワーズ)の記念すべき初試合でホールドを挙げたが、1977年新たにシアトルに誕生したマリナーズの初試合でも先発を務めた。同年メジャー生活を終えるまで通算639試合に登板し92勝111敗、71セーブで防御率3・81。

 メジャーを離れてからも46歳となった1984年までメキシカン・リーグでも投げ続け、マイナーなどと合わせるとプロ野球で952試合205勝を挙げた。

 また、息子のデビッド・セギーはスイッチヒッターで強打の一塁手として知られる。

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