◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(26日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が26日(日本時間27日)、敵地・ロッキーズ戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、1点を追う3回1死二塁の2打席目は、フルカウントから四球を選んで、4試合連続の出塁となった。続くベッツの打席で捕手がボールをはじく間に(記録は暴投)、二塁へ進む好走塁を見せた。
ロッキーズの先発は左腕のオースティン・ゴンバー投手(31)。大谷は昨季まで11打数4安打、打率3割6分4厘と相性はよく、21、24年に2本の本塁打を放っていた。ともにスライダーを捉えて463フィート(約141メートル)、476フィート(約145メートル)と特大弾を放った。初回先頭の1打席は二ゴロに倒れた。
24日(同25日)の敵地・ロッキーズ戦では、3点をリードした6回無死一塁の4打席目に、救援左腕のロリソンから左翼へ2戦連発となる27号2ラン。日米通算300号という節目の一発にもなった。完璧に捉えた打球ではなかったが、標高約1600メートルの高地にあり、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて打球の飛距離が約10%伸びるとされている影響もあってか、打球はぐんぐん伸びていった。前日25日(同26日)は本塁打こそ出なかったが、2打数1安打2四球でチームの勝利に貢献。ドジャースはリーグ最速で50勝に到達した。
試合前にロバーツ監督は次回登板が中5日で28日(同29日)の敵地・ロイヤルズ戦になると発表。登板2日前だったこの日はキャッチボールなどで調整した。