◆米大リーグ フィリーズ―エンゼルス(19日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 エンゼルスの菊池雄星投手が19日(日本時間20日)、敵地のフィリーズ戦に先発し5回まで5安打2失点で5勝目の権利をゲットしていたが、6回に後続投手がシュワバーに32号満塁本塁打を浴びて逆転され、白星はフイになった。

 初回、いきなり無死二、三塁のピンチを招いたが、ハーパーの二ゴロから挟殺プレーで併殺。

直後にカステラノスにカーブを左前に運ばれ1失点。しかし、2回からは直球が走って相手打線を圧倒。

 2回は先頭打者に二塁打を許すも7~9番打者を3者連続三振。3回は2死後ハーパーに二塁打許すも、前の打席でタイムリーを許したカステラノスに対し、この日最速の98・1マイル(約15キロ)でこの日5個目の三振を奪った。

 打線も4回にウォードとアデルの連続アーチとネトの適時打で逆転。5回のピンチもターナーの適時打1点で踏みとどまり、続くシュワバー、ハーパーを連続三振に仕留めたが、救援陣の乱調が誤算だった。

 菊池は、前半戦3・11の防御率が評価されオールスター戦2度目の選出をされた。登板日の関係で出場はしなかったが、夫人と長男と3人でレッドカーペットに登場。試合でもベンチに入って最後までア・リーグに声援を送っていた。

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