巨人ドラ５左腕がフレッシュ球宴１回０封…前日焼き肉で決起集会、宮原駿介「早く１軍で」
３回を投げ終えて捕手・松川とタッチを交わす宮原 画像（1枚）

◆レクザム　フレッシュオールスターゲーム２０２５　イースタン選抜３―１ウエスタン選抜（２０日・丸亀）

　「フレッシュオールスターゲーム２０２５」が２０日、香川県丸亀市のレクザムボールパーク丸亀で行われ、イースタン選抜がウエスタン選抜に勝利し対戦成績を２４勝３０敗６分けとした。最優秀選手（賞金１００万円）には、初回に先制２ランを放つなど２安打２打点の知念大成外野手（２５）＝オイシックス＝が選ばれた。

昨季から２軍戦に参加しているオイシックス、くふうハヤテの選手がＭＶＰを獲得するのは初。巨人では３番手で登板したドラフト５位の宮原駿介投手（２２）が１イニングを無失点に抑えた。

　自慢の直球で宮原が力勝負を挑んだ。３点リードの３回に登板し、先頭の中日・森駿をこの日最速の１５１キロ外角直球で空振り三振。コーチとして参加した桑田２軍監督を「ナイスボール！」とうならせた。その後、安打と味方の失策で２死一、二塁となったが、最後はオリックス・内藤を１４７キロ直球で右飛。１回１安打無失点、１奪三振で役目を終え「結構応援が聞こえて、その方が気持ちが入るし、体の動きも良かった。早く１軍で投げたいな、と」と振り返った。

　パワフルに左腕を振り抜いた。前日１９日に丸亀入りすると、笹原や宇都宮、チームスタッフと丸亀市内の老舗焼き肉店で決起集会。「めちゃくちゃ食った」とパワーを蓄えた。この日はＤｅＮＡ・竹田や西武・篠原らと変化球や筋トレに関し意見を交換。

「いろいろ話ができて本当に良かった」と充実した２日間となった。

　ここまで１軍登板はないが、イースタンで２１試合に登板して防御率１・９０。後半戦の目標は、もちろん１軍デビューだ。「フレッシュ球宴に出させていただきましたけど、ここじゃなくて１軍で投げたい。前半戦投げられなかった悔しさは常に忘れずに、貪欲になって投げられたら」。この経験を糧に、後半戦は１軍の戦力になる。（小島　和之）

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