◆米大リーグ ドジャース―ツインズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャースのロバーツ監督が21日(日本時間22日)、本拠地ツインズ戦の試合前に会見し、「2番・投手」で先発する大谷翔平投手(31)について、「翔平については、マウンド上での落ち着いた態度が好きですね。(投手としては)今のところ、小さなサンプルですが、彼が積み重ねていくことが必要です。

速球、ストライク率、変化球はすべていい状態。球数を増やしていくことが今は重要」と話した。

 さらに指揮官はドジャース2年目の大谷が発揮するリーダーシップについても言及。「彼自身は意図していないかもしれないが、注目を集めることで他の選手たちが自分の仕事に集中できている。フィールド上では、とにかく勝ちたいという思いがあり、毎日出場して、投げて、必要なら四球も選んで、ムーキーと打順を入れ替えたり、チームにとってベストなことをしています。声で引っ張るタイプではありませんが、プレー自体がメッセージになっています」と絶賛した。

 「投手・大谷」は今季6度目の先発。前回12日(同13日)の敵地・ジャイアンツ戦では「1番・投手、DH」として今季最長の3回、同最多の36球を投げ、1安打無失点4奪三振と好投。最速99・9マイル(約160・8キロ)を記録した。試合後には「3イニング投げられたということはいい進歩。投げている球種に関してはいい精度で投げられている。まだ試していない球種は、今後もうちょっと長いイニングを投げていく中で、しっかり試していけばいい」と話していた。

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