◆米大リーグ ドジャース―ツインズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が21日(日本時間22日)、本拠地ツインズ戦に「2番・投手、DH」で先発し、初回のマウンドに向かうと、先頭のバクストンに対する2球目を左翼スタンドに運ばれ、今季初被弾となる先頭打者アーチを浴びた。甘く入った83・9マイル(約135キロ)のスライダーを完璧に捉えられた。
その裏に自ら失点をとりかえす逆転35号2ランを放った大谷は2回、1死から安打と四球で一、二塁のピンチを招いたが、ベイダーを空振り三振で2死。先頭弾を許したバクストンを右飛に打ち取り、無失点とした。
「投手・大谷」は今季6度目の先発。前回12日(同13日)の敵地・ジャイアンツ戦では「1番・投手、DH」として今季最長の3回、同最多の36球を投げ、1安打無失点4奪三振と好投。最速99・9マイル(約160・8キロ)を記録した。試合後には「3イニング投げられたということはいい進歩。投げている球種に関してはいい精度で投げられている。まだ試していない球種は、今後もうちょっと長いイニングを投げていく中で、しっかり試していけばいい」と話していた。
この日は前回に続いて3イニングに登板する予定。ロバーツ監督は前日の会見で、「3イニング投げる予定であり、その後はダスティン・メイが必要に応じて残りを投げることになる」と明かしていた。
チームは後半戦最初のブルワーズとのカードをスイープされ、後半戦3連敗スタート。直近12戦は2勝10敗と正念場を迎えているだけに、大谷の投打で流れを変えたいところだ。
◆大谷の今季の登板
▽6月16日パドレス戦(H) 1回28球、2安打1失点 最速100・2マイル(約161・3キロ)
▽6月22日ナショナルズ戦(H) 1回18球、無安打無失点、2奪三振 最速98・8マイル(約159・0キロ)
▽6月28日ロイヤルズ戦(V) 2回27球、1安打無失点、1奪三振1四球 最速101・7マイル(約163・7キロ)
▽7月5日アストロズ戦(H) 2回31球、1安打無失点、3奪三振 最速100・9マイル(約162・4キロ)
▽7月12日ジャイアンツ戦(V) 3回36球、1安打無失点、4奪三振 最速99・9マイル(約160・8キロ)
※5登板、0勝0敗、防御率1・00。Hは本拠地、Vは敵地。