DeNAに入団した元中日のダヤン・ビシエド内野手が22日、横浜市内の球団事務所で入団会見に臨んだ。
背番号66のユニホームに袖を通したビシエドは「ベイスターズに日本に帰ってこられる機会を与えてくれてすごくうれしい。
ビシエドは2016年から24年までの9シーズン、中日でプレーし、18年に首位打者と最多安打を獲得。2度のベストナインとゴールデン・グラブ賞を受賞。在籍9年間で通算958試合に出場し、打率2割8分7厘、139本塁打、549打点を記録。昨季限りで中日を退団し、今季はメキシカンリーグのドスラレドス・オウルズでプレーし、38試合で打率2割7分6厘、8本塁打の成績を残していた。「1週間前までプレーしていたので状態はいい。時差ぼけを直していきたい」と現状を説明した。
DeNAは前半戦を2位で終えたものの、41勝42敗5分の借金1で首位阪神には9・5ゲーム差をつけられている。悲願のリーグ優勝へ、課題は得点力アップ。ビシエドはNPBでの在籍年数から外国人枠を外れて日本人選手と同様の扱いになっていることも獲得への追い風になった。会見に同席した萩原龍大チーム統括本部長は「打線について起爆剤が必要。守備も非常にうまいので総合的に活躍してほしい」と期待をかけた。
昨季は中日で15試合出場にとどまり、36歳とベテランの域に入っているが「まだ自分がやれることを証明したい」と宣言。本拠地が広いバンテリンドームから狭い横浜スタジアムになったこともプラス材料。「バッターにとっては有利な球場。すごくやりやすい」と新天地での活躍を誓った。