ドジャース、後半戦初勝利で連敗３でストップ　２番投手・大谷が３回１失点＆３戦連発３５号“倍返し弾”で日米通算８００打点
初回に３５号２ランを放った大谷翔平（ロイター） 画像（1枚）

◆米大リーグ　ドジャース５―２ツインズ（２１日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３１）が２１日（日本時間２２日）、本拠地ツインズ戦に「２番・投手、ＤＨ」で先発し、今季最多４６球で３回４安打１失点３奪三振の好投を披露した。直球の最速は９９・１マイル（約１５９・５キロ）を計測。

打っては、３戦連発となる３５号逆転２ランを含む１安打２打点の活躍で、チームの連敗を３で止める後半戦初勝利に導いた。

　ド軍３点リードの９回２死一、二塁。一発出れば同点という場面でツインズ・コレアがセンターへ大飛球。球場は悲鳴と歓声に包まれたが、中堅・アウトマンがジャンプしてキャッチ。投手のイエイツはホッとした表情を浮かべた。

　大谷の後半戦最初、今季６度目の登板は、まさかのスタートだった。初回先頭バクストンに対する２球目を左翼スタンドに運ばれ、今季初被弾となる先頭打者アーチを浴びた。甘く入った８３・９マイル（約１３５キロ）のスライダーを完璧に捉えられた。大谷の被弾はエンゼルス時代に４発を浴びた２３年７月２１日のパイレーツ戦以来となった。球場は騒然となり、バクストンに対してドジャースファンからブーイングが浴びせられた。

　だが、直後に訪れた０―１の初回無死一塁の１打席目だった。初対戦のフェスタの４球目、甘く入った８６・６マイル（約１３９・４キロ）チェンジアップを打球速度１１３・４マイル（約１８２・５キロ）、打球角度２６度、飛距離４４１フィート（約１３４・４メートル）でバックスクリーンに運んだ。

今季２度目の３戦連発で、日米通算８００打点に到達。登板日の本塁打は６月２２日（同２３日）のナショナルズ戦以来となった。

　「投手・大谷」は今季６度目の先発。前回１２日（同１３日）の敵地・ジャイアンツ戦では「１番・投手、ＤＨ」として今季最長の３回、同最多の３６球を投げ、１安打無失点４奪三振と好投していた。

　チームは後半戦最初のブルワーズとのカードをスイープされ、後半戦３連敗スタート。直近１２戦は２勝１０敗と正念場を迎えていた。だが、この日は大谷の相棒役スミスがソロ２発、パヘスが左翼ソロを放つなど、打線が奮起し、大谷の後を継いだ２番手メイが４回２／３を無失点に抑える好投を見せ、勝利につなげた。

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