◆米大リーグ ドジャース5―2ツインズ(21日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が21日(日本時間22日)、本拠地・ツインズ戦に「2番・投手、DH」でフル出場し、今季最多46球を投げ、3回4安打1失点3奪三振。打ってはメジャー史上初となる初回被弾後の“やり返し弾”で、チームの連敗を3で止める後半戦初勝利に貢献した。
大谷の二刀流での躍動を、未来のスターたちが目に焼き付けた。この日は、WBSCのU―12野球W杯(台湾)に出場する米国代表メンバーが練習を見学。ライブBPや打撃練習などを食い入るように見つめた。帯同するチームディレクターのB・コール氏は「大谷翔平は最高のお手本」とし、米国では大谷の影響で二刀流を目指す野球少年たちが増えていることを明かした。
U―12の米国代表は、年代トップレベルの有望株の集まり。昨季新人王のスキーンズ(パイレーツ)やクローアームストロング(カブス)らメジャーのスター選手を輩出している。同氏は「これから5年、10年と彼らの成長を見守るのが楽しみ。いつか大谷のような選手とメジャーで対戦するかもしれません。最高にクールなことだよね」と、にこやかに青写真を描いていた。