◆第107回全国高校野球選手権大会第10日 ▽2回戦 佐賀北―明豊(15日・甲子園)

 佐賀北(佐賀)と明豊(大分)の九州対決は5回を終了して3-0と明豊がリードしている。

 4回まで無安打に抑えられていた明豊は5回1死満塁から、8番・辻田拓未捕手(3年)が走者一掃の3点2塁適時打。

ここまで両校の投手陣が無失点で踏ん張る中、均衡を破った。この直後、佐賀北は4番で主将の宮崎淳多内野手(3年)が右前適時打を放ち、1点を返して反撃を開始した。5回終了時、降雨により試合は中断となった。

 明豊の先発は背番号11の右腕・大浦崇輔投手(3年)。1回戦の市船橋(千葉)戦では、8回から2番手で登板。1回を1失点の内容だった。なお明豊は3回1死一、二塁のピンチを招いた場面で、背番号10の左腕・大堀羚斗投手(3年)にスイッチ。代わった直後の打者に右前打を打たれ、1死満塁とピンチを拡大させるも、佐賀北の3番・宮崎淳多内野手(3年)を併殺打に打ち取った。

 1回戦突破は優勝した「がばい旋風」の2007年以来、18年ぶりとなった佐賀北(佐賀)。先発はエース右腕・稲富理人投手(3年)。1回戦の青藍泰斗(栃木)戦では、10回140球4失点で完投した。3月に練習試合をしたという両校。

明豊リードで、後半戦に突入した。

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