◆JERAセ・リーグ 広島5―3ヤクルト(16日・マツダスタジアム)

 広島は、球団7年ぶりとなる助っ人のアベック弾で連敗を止めた。6回1死からモンテロが勝ち越し6号ソロを放ち、2死一塁から代打・ファビアンが13号2ラン。

18年5月5日のヤクルト戦(神宮)でエルドレッド、バティスタが放って以来の助っ人競演。6回2失点と粘投した森下は、6月13日の日本ハム戦(エスコン)以来64日ぶりの6勝目を手にした。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―チームの勝ちも大きいが森下投手が勝利投手になったことも大きい

 「もちろん。2か月ぐらいかな。勝ち星がなくて、本人も苦しかったと思うし、みんな何とか勝ちを、と思っていたと思う。あのホームランが出たとき、ベンチもすごい盛り上がったし、森下のうれしそうな表情が印象的でした」

 ―立ち上がりは苦しんでいたが、2失点で踏ん張った

 「粘りながら投げたと思います。あまり調子は良くなかったと思うけど、よく粘ってゲームをつくったと思います。だから、味方の得点につながったのかなと。彼が粘り強く投げていたんで、それが引き寄せたのかなと」

 ―6回はモンテロの後、ベンチスタートのファビアンが代打で

 「休養を兼ねてというか、あとは森下が投げるということもあって、守備から入りたいというのもあった。で、キク(菊池)とアキ(秋山)のベテランの力を借りました」

 ―助っ人のアベック弾は7年ぶりだった

「誰以来?」

 ―エルドレッドとバティスタ

 「二人とも、すごくいい場面でいいホームランを打ってくれたと思います」

 ―ファビアン選手は状態を落としていた時期もあった

「やっぱり日本の夏って初めてだと思うし、広島は暑いから。調子というより、ちょっと疲れが。

疲労からくるものかなと感じていたけど。でも、今日は一振りで、あんないいホームランを。ナイスバッティングでした」

 ―リリーフ陣も粘った

「あそこ(2点差に詰め寄られた7回1死一、三塁で登板した)栗林がよく止めたと思います。今までランナーを背負った場面でいくというのは、あまりなかったと思うけど、あそこで栗林がよく止めてくれたと思います」

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