◆JERA セ・リーグ 巨人1―3阪神(17日・東京ドーム)

 待望の一打が生まれた。2点を追う8回1死。

岡本は石井の初球、外角低めスライダーを捉えた。二遊間への痛烈なゴロは遊撃・小幡にダイビングキャッチされたが、全力疾走でセーフに。左肘じん帯損傷から1軍に復帰後、2戦7打席目での初安打をマークした。「ひとまずですね」。けがを乗り越えて104日ぶりに1軍でHランプをともした主砲に、割れんばかりの大歓声が注がれた。

 守備でも安定感のあるプレーを披露した。2試合連続で「4番・三塁」でスタメン出場すると、6回先頭で森下の三遊間へのゴロを軽快にさばき、続く佐藤輝のライナーも好捕。攻守で奮闘するも首位・阪神に痛恨の2連敗を喫した。「また明日以降、頑張っていきたいです」。次こそはチームに勝利をもたらすべく、前を向いた。(宮内 孝太)

編集部おすすめ