◆JERA セ・リーグ 巨人1―3阪神(17日・東京ドーム)
巨人の天敵に一矢報いたのは、汚名返上に燃える丸だった。3点を追う5回先頭、5球目の高め149キロ直球を右翼席上段まで運んだ。
何としても打ちたかった。4回2死一、三塁の守備で右前適時打を後逸し、一塁走者も生還。続く坂本にもタイムリーが出て3失点につながった。「下手くそだった。引きずるのも投手に失礼なので、次にできることにしっかり集中しないと」。バットでは3安打1打点で今季初の猛打賞、守備でも7回2死三塁で右前に落ちそうな飛球をスライディングキャッチし、らしくないミスを攻守で取り返した。通算安打を1902本まで伸ばした1番打者がカウントダウンを進めるほど、打線も勢いづく。(内田 拓希)