◆プロ・アマ交流戦 巨人3軍8―9法大(17日・G球場)

 左三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷で離脱していた巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(19)が復帰3戦目に臨み、復帰後初安打を含む3安打と万全をアピールした。3軍の法大戦(G球場)に「1番・三塁」で先発出場。

「結果出ましたけど、まだまだこれからですね」と振り返った。

 失敗を恐れず、積極的に仕掛けた。初回の第1打席は投手強襲の内野安打。4回2死の第3打席はカウント1―0から右前安打、7回の第4打席は初球を捉え、打球が左翼手の頭上を越える二塁打。16日の慶大戦(G球場)では3打数無安打に終わっており「打たされて自分のスイングができてない」と反省。しっかり修正し「打者有利のカウントになっていて、思い切ったスイングができた」とうなずいた。

 イースタン・オイシックス戦(19~21日、ハードオフ新潟)から2軍に合流予定。「結果を気にして消極的になっていると、振れなくなってしまう」という前半戦の課題は、解決しつつある。「2軍戦に戻っても継続してやっていけたら」。着実に階段を上っていく。(臼井 恭香)

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