◆中学硬式野球◇ファイターズチャンピオンシップU15 ▽決勝 札幌北広島ボーイズ2-6北空知深川リトルシニア(17日・エスコンフィールド北海道)

 ボーイズリーグ、リトルシニアリーグ、ポニーリーグの代表4チームが出場し、中学硬式野球の北海道ナンバーワンを争った。初優勝を目指した札幌北広島ボーイズは、決勝で北空知深川リトルシニアに2―6で敗れ準優勝。

11日に閉幕した日本少年野球関東大会で道勢初優勝を果たしたが、がい旋Vを逃した。

  近くて遠かった“ホームグラウンド”で奮闘した。エスコン初登場の札幌北広島ボーイズは、苫小牧リトルシニアとの1回戦で最速139キロ右腕の太田慶音(3年)が先発。4回2/3を1失点と力投し、勝利に導いた。だが北空知深川との決勝は、初回に4失点を喫するなど主導権を握れないまま力尽きた。

 今大会に出場する予定だった旭川大雪ボーイズが東京で開催中のジャイアンツカップで勝ち上がったため、15日に急きょ出場が決定。1週間前に終わった日本少年野球関東大会では道勢初優勝を飾ったが、煙山真大主将(3年)は「チーム全体に疲れがあった」と明かした。

 チームの練習場から間近に見えるエスコンでの試合に、太田慶は「心の準備をする期間が短く、緊張した。最後も優勝で終わりたかった」と悔しさをにじませた。それでも3年生にとって最後の公式戦を地元で終え「最高でした。みんなにありがとうと言いたい」と晴れやかな表情になった。

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