◆米大リーグ ドジャース5―4パドレス(17日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャースがパドレスとの接戦を制して、3連勝としてナ・リーグ西地区単独首位を守った。「1番・指名打者」でフル出場した大谷翔平投手(31)は、初回先頭の1打席目にダルビッシュ有投手(39)から右前安打を放って初回の4点の先制につなげた。
負ければ再び同率首位に並ばれるドジャースは踏ん張って、接戦を制した。初回、先頭の大谷が右前安打で出塁すると、続くベッツが四球。1死一、二塁でフリーマンが中堅右へ15号先制3ランを放つと、2死からパヘスも左翼へ20号ソロを放ち、一気に4点のリードを奪った。ダルビッシュは2回に大谷を左飛に打ち取るなど、2回以降は復調して4回までの3イニングを無安打無失点で抑えたが、初回の2被弾4失点が重くのしかかって悔いの残るマウンドとなった。
ドジャースは先発のグラスノーが3回にタティスに適時二塁打を浴び、5回にはロレアノにソロを被弾。それでも5回6安打2失点の粘投を見せてリードを守った。2回から4イニング連続で安打が出ず追加点が奪えずにいる中、6回にはオハーンの適時二塁打で1点差に迫られた。6回には2死一、三塁のチャンスを作るも、代打のコールが空振り三振に倒れた。すると1点ビハインドの8回には5番手右腕のディアスが1死二、三塁のピンチを迎えてマウンドを降りると、6番手左腕のベシアが代打・イグレシアスを遊ゴロに打ち取るも三塁走者が生還して一度は追いつかれた。それでも直後の8回裏先頭のベッツが、スアレスから13号ソロを放って勝ち越した。
パドレスが1ゲーム差の単独首位で迎えた15日(同16日)からの直接対決3連戦。15日(同16日)の初戦は3―2でドジャースが逆転勝ちで接戦を制して同率首位に並ぶと、2戦目の16日(同17日)はドジャースが6―0で快勝し単独首位に返り咲いた。
あす18日(同19日)からは、ドジャースが敵地でロッキーズと4連戦、パドレスが本拠地でジャイアンツと4連戦。そして22日(同23日)からは再びパドレスの本拠地・サンディエゴのペトコパークでドジャースとの3連戦が組まれている。ロッキーズ4連戦では、初戦の18日(同19日)にこの日27歳の誕生日を迎えた山本由伸投手、3戦目の20日(同21日)に大谷の先発が予定されている。ダルビッシュは再び22日(同23日)の本拠地・ドジャース戦で中4日で先発することが見込まれている。