広島OBの山本浩二氏、大野豊氏が18日、マツダスタジアムで11月29日に3年ぶりに開催される「カープ レジェンドゲーム」の記者会会見を行った。山本氏は「カープから他のチームのユニホームを着たOBも何人か来る。
今年は、被爆80年で創設初のリーグ優勝から50年という節目。OBたちは、3年前は3種類から8種類に増えた復刻ユニフォーム姿でプレーする。
山本氏「結構、年は食っているんですが、ユニフォームを着ると力が入るんですよ。現役に戻ったような気持ちになって、その気になる。とは言っても、体が動くわけじゃないけど、昔のしぐさ、フォームとか変わっていないと思う。そういったところを見てもらいたい」
今回は、1975年10月15日にリーグ優勝を決めた試合(後楽園)の相手、巨人から中畑清氏、江川卓氏、高橋由伸氏の3人も出場する。大野氏にとって、特に高橋氏は「僕を引退に追いやった選手」と思い入れは強い。1998年8月4日の初対戦(東京D)でバックスクリーンに逆転3ランを運ばれた。対戦は、その一度だけ。「できればリベンジを兼ねて対戦はしたいけど、彼は若いから。ちょっと遠慮しときましょうか」と当時の記憶を呼び起こした。
山本氏は、当日のOB紅白戦で対戦したい相手に、監督時代にチームを支えた2人の投手を挙げた。「最初の監督のときのエースの佐々岡(真司)、2回目の監督の時のエースの黒田(博樹)。ぶちのめしてやりたい。そんなことはないかあ…(笑)。打てるわけないけど、気持ちだけで打ちます」。一方の大野氏は、現役時代に名バッテリーを組んだ達川光男氏との対戦を熱望。「同年代で年のハンデがない。詰まらせてバットをへし折りたい」。OBそれぞれが、夢の競演を存分に楽しむ姿を届ける。
◆出場選手 安仁屋宗八、外木場義郎、山本浩二、内田順三、渡辺弘基、江夏豊、道原裕幸、木下富雄、佐伯和司、池谷公二郎、金城基泰、達川光男、山根和夫、大野豊、高橋慶彦、小林誠二、山崎隆造、川口和久、川端順、金石昭人、長嶋清幸、小早川毅彦、正田耕三、原伸次、紀藤真琴、野村謙二郎、西山秀二、佐々岡真司、金本知憲、緒方孝市、江藤智、前田智徳、浅井樹、山内泰幸、黒田博樹、新井貴浩、天谷宗一郎(年齢順、敬称略)