◆第107回全国高校野球選手権大会第13日 ▽準々決勝 沖縄尚学2―1東洋大姫路(19日・甲子園)
指笛と拍手に送られて、沖縄尚学・末吉良丞(2年)が一塁側ブルペンからマウンドへ向かった。1点リードの7回だ。
春は2度の日本一に輝いているが、夏は初となる4強進出。準決勝の相手は同学年の投打の二刀流・菰田陽生(こもだ・はるき)を擁する山梨学院だ。「(菰田は)一番の重要人物としてバッテリー間で確認しながら、どうやって抑えていくか確認したいです」と警戒。「目標として日本一にまた一歩近づきましたけど、一番大事なのは一戦必勝。目の前の一戦一戦を大事にしていきたい」と浮かれることなく頂点を見すえた。