◆第107回全国高校野球選手権大会第13日 ▽準々決勝 県岐阜商8x―7横浜=延長11回タイブレーク=(19日・甲子園)

 横浜(神奈川)は県岐阜商(岐阜)に敗れ準々決勝敗退。春夏連覇の夢はかなわなかった。

 延長10回、3点を奪ったが、直後の守備で同点に追いつかれ7―7。延長11回の攻撃は無得点に終わると、相手の攻撃で2死一、三塁から4番・坂口路歩一塁手(3年)に左前へサヨナラ打を浴びた。

 エースの奥村頼人(3年)は4回途中から登板し6回1/3を投げて4失点。負け投手となったが、その目に涙はなかった。「どんな練習でもこの1年間やってきたつもり。悔いは全くない」。春夏連覇のプレッシャーがある中で戦い抜いた。

 エースの後継としての活躍が期待される2年生右腕・織田翔希に対しては「自分を越えるのは簡単。高校野球史上1番になってチームを引っ張って欲しい。期待している」とエールを送った。

 進路については「プロ1本」と明言。二刀流については「可能性がある限りは両方やっていきたい」と意欲を見せた。

全国でその名をとどろかせた男はプロの舞台で活躍を目指す。

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