ラグビー・リーグワン2部のNECグリーンロケッツ東葛は20日、2025―26シーズン終了後、リーグワン退会を前提にチームの譲渡に向けた検討を開始することを発表した。1985年に創部した東葛は、日本選手権を3度制するなどした名門。
チームは「NECは従業員の一体感醸成や士気高揚を目的に、文化体育活動の一環として『NECグリーンロケッツ東葛』を運営してきましたが、近年ラグビーを取り巻く環境が大きく変化する中、NECにおけるチームの位置づけを慎重かつ多面的に検討した結果、NECが中長期にわたり持続可能な形でチームをさらに発展させていくことは困難と判断しました」とコメント。「これを受け、これまで培ってきたチームの資産を承継すべく、チームの譲渡に向けた検討を開始することとしました」とした。
リーグワンは「譲渡実現に向けた必要なサポートを実行します」とし、東海林一専務理事もリーグを通じて「この度のNECの発表を、ジャパンラグビーリーグワンとして大変残念な思いで受け止めております。そのうえで、NECの判断を尊重し、今後リーグワンはチームの歴史と資産が未来に継承されるよう、NECおよびNECグリーンロケッツ東葛と連携し、必要な取り組みに全面的に協力してまいります。何よりも、選手、スタッフ、そして長年チームを支えてこられたファンの皆様のために、3者で最善の対応を実現してまいります」とコメントした。