◇フィギュアスケート 東京夏季大会 最終日(24日、東京・ダイドードリンコアイスアリーナ)
シニアの女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)8位の渡辺倫果(三和健装・法大)は、119・12点、合計172・84点だった。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2本着氷させ「夏の段階で2本決められたのは大きな収穫。
冒頭のトリプルアクセルは着氷が乱れならがらもこらえ、3回転トウループとの連続ジャンプに。続いて4回転サルコーに挑み転倒したが、2本目のトリプルアクセルはきれいに降りた。武器でもある3回転半を2本着氷は「初めてかも」と笑みを交えながら「今季は少し早めにピーキングをもってきて、その結果として今回はフリー、2本決められたのは大きい」とうなずいた。
次戦は国際大会チャレンジャーシリーズ(CS)の木下グループ杯(9月5~7日、関空アイスアリーナ)を予定。トリプルアクセルの確度を最優先に、次戦は4回転の挑戦は避ける方針という。「ノーミスの演技が重要になるけど、特にチャレンジャーシリーズで大事になるのは、シーズンベストを取ること。自分の納得いく演技ができるように、練習からしっかりやっていきたい」と気持ちを高めた。