◆第61回新潟記念・G3(8月31日、新潟競馬場・芝2000メートル)

 充実期を迎えたコスモフリーゲン(牡5歳、美浦・畠山吉宏厩舎、父スクリーンヒーロー)の取材感触がすこぶるいい。

 前走の七夕賞を制した後はサマー2000シリーズ制覇に照準を定め、抜かりなく調整が進められている。

中間はこれまでと同様に柴田大知騎手が調教にまたがり、8月20日に美浦・Wコースで行われた1週前追い切りでは、最後の直線でびっしりと追われ、ゴール板を過ぎてもステッキが飛び、その後は見せムチで気を抜かせないよう負荷をかけられる意欲的な内容。ラスト1ハロンは11秒1とさすがの伸び脚だった。

 前週に負荷をかけた理由について鞍上は「来週は反応を見る程度であまりやりたくなかったので、このぐらいで。暑さもあってどうかと思っていたけど(攻め馬を)やり出したらしっかりと上がってきたし、いい感じでした」とプランを説明。畠山調教師も「爪など不安になるところがないのでゴールしてからもびっしりと追えている」と明かす。今の状態であれば、重賞連勝があっても驚けない。(石行 佑介)

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