高田潤騎手=栗東・フリー=をはじめとした、栗東所属のJRAジョッキー13人が8月26日、滋賀県大津市の児童養護施設「小鳩の家」を訪問した。フランクフルト、焼きそば、たこ焼き、かき氷などを各騎手が分担して調理して振る舞い、夜には花火を楽しむなどして児童らと触れ合った。
以前、チャリティーオークションの目録を贈呈するために同施設を訪れた帰り際に、ふと子どもを抱き上げるとすぐさま大勢の子どもたちに取り囲まれた経験から、「寄付も大事なことだけど、子どもたちは人の温もりとか温かみを求めているんだと感じた」と高田騎手。自らが発起人となり2009年からこの活動を始め、今年で14回目を迎える。「毎年、子どもたちがすごく楽しみにしてくれています。最初は酒井学ジョッキーと厩務員さんの3人で始めたんですけど、どんどん参加してくれるジョッキーが増えていって、本当にありがたいなと思います。最初はかき氷と花火だけでしたが、これだけ規模も大きくなって、子どもたちが楽しみにしてくれるイベントになったので、うれしいなと思いますね」としみじみと語った。
参加した騎手が着用したTシャツは先日JRA通算100勝を達成した田口貫太騎手=栗東・大橋勇樹厩舎=と角田大和騎手=栗東・角田晃一厩舎=がデザイン。今年初参加の田口騎手は「絵は(角田)大和さんに描いてもらいました。鳩をメインにして、ステッキを持たせて楽しくしている雰囲気をイメージして、『Tomorrow I will be stronger than today!!』(今日の自分より明日は強く)という、僕の座右の銘にしている言葉を入れました」と笑顔を見せた。