新体操の世界選手権団体総合で史上初の金メダルを獲得し、リボンでも銀メダルを獲得した日本代表の鈴木歩佳、稲木李菜子、田口久乃、西本愛実、三好初音、花村夏実らが26日、成田空港に凱旋(がいせん)帰国した。
威圧的指導問題で今後の去就が注目されている村田由香里強化本部長も選手たちとともに帰国し、取材に応じた。
2月に村田強化本部長の行き過ぎた指導などがあり、一部の代表選手が合宿から離脱。第三者による調査を行わなかった協会にスポーツ庁の室伏広治長官が苦言を呈するなどチーム内は揺れに揺れた。
協会は山崎浩子前強化本部長を助言役に加え体制の見直しを行い、村田氏は続投。今大会後に成果を検証するとしていた。村田強化本部長は「目指すものは一緒。もう1度選手と一緒に頑張って成果を残したい気持ちが強くなった。そこからは迷いなく、何を言われようとも別に気持ちは揺るがなかった」と話した。
自身の去就については「選手にとって良い体制になればいいと思っている。続投となれば私が思っていることをしたいし、そうじゃないのであればしっかり引き継ぐような形で」と話すにとどめた。