◆テニス全米オープン 第2日(25日、米ニューヨーク=ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)

 男子シングルス1回戦で、3年ぶりの優勝を目指す世界ランキング2位のカルロス・アルカラス(22)が男子テニス界屈指の長身211センチのオペルカ(米国)を6―4、7―5、6―4を下し、順当に2回戦に進出した。

 注目が集まったのはプレーだけでなく、アルカラスの変貌(へんぼう)ぶりだった。

気合の証しか、さっぱりした坊主頭で登場。髪を落として気持ちを引き締めて挑んだのは、身長183センチのアルカラスが見上げるほど大きい、元世界17位が相手だったからか。そのおかげで? 「リターンもサーブも良かった」と、相手を左右に振り回し、ストレート勝ちした。

 同じスペイン出身の大先輩、ラファエル・ナダルのトレードマークカラー、紫色のウェアでも登場。ファンの間で“ナダルへのオマージュ”と話題にもなった。

 アルカラスは「できるだけ勝ち進んで、自分のベストのテニスをするだけ」と、世界王者シナーとの頂上決戦を見据えた。

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