◆第16回全国高等学校女子硬式野球ユース大会最終日 ▽決勝 クラーク記念国際2―0福知山成美(27日、岐阜県・河上薬品スタジアム)
女子高校野球の、2年生以下の新チームによる「秋大会」決勝が行われ、クラーク記念国際(宮城)が福知山成美(京都)を破って3年連続3回目の優勝を決めた。
3連覇がかかるクラークと、2日に甲子園で決勝が行われた夏の選手権を制し2冠を狙う福知山成美の戦い。
約1か月前の7月25日、選手権の準々決勝で福知山成美に敗れて始まった新チーム。再び巡ってきた同じ相手との決戦に、主将の伊藤結月は「3年生のリベンジもする。そんな気持ちで全員が勝利に向け気持ちを1つにして試合に臨んだ。苦しい場面も多かったが、全員で踏ん張って勝利出来たと思う。春、夏また優勝できるよう、各自がもっとレベルアップしたい」と語った。渡辺崇監督は、大会に入ってからの成長曲線が素晴らしく、試合をする度に強くなったと明かして「小中学生にも東北で女子野球ができる、憧れを持たせる優勝になった」とナインをたたえた。